東京女子医大の元理事長を背任容疑で逮捕 1.2億円不正支出 一部は私的流用か(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース

口元を両手で覆い、下を向く女。東京女子医科大学の元理事長・岩本絹子容疑者(78)です。 岩本容疑者は理事長だった2018年から2020年にかけて、大学の新校舎建設のためとして、1級建築士の口座に大学からおよそ1億2000万円を振り込ませ、大学側に損害を与えた疑いが持たれています。 不正に支出した資金の一部は、岩本容疑者が私的に使った疑いもあるということです。 容疑者の逮捕を受けて、大学病院の現役医師はこう話します。 東京女子医大の勤務医(40代) 「やっとかなという感じはしますね。みんなが理事長とか学長の顔色をうかがって、発言もできないみたいな感じだった」

大学を揺るがす医療事故が発生したのは2014年。入院していた2歳の男児が誤って鎮静剤プロポフォールを投与されて亡くなりました。 経営再建のため、副理事長の職を任されたのが都内で産婦人科クリニックを開業していた岩本容疑者でした。岩本容疑者は、東京女子医大の創立者一族で卒業生でもあります。 理事長時代の岩本容疑者について関係者はこう話します。 岩本容疑者を知る関係者 「反対意見を言わない人を重宝して側近に置いている。側近は側近で気を使って、(岩本容疑者を)怒らせないようなことしかお耳に入れないところがありますね。岩本先生の側近に盾突いただけで、もう全部、役職を落とされたりとか」 しかし去年3月、警視庁は特別背任の疑いで大学や岩本容疑者の自宅などを捜査しました。 東京女子医大が設置した第三者委員会 竹内朗副委員長 「岩本氏は全権を一手に掌握して『岩本一強体制』を構築していったと。岩本氏の金銭に対する強い執着心が見てとれると」 去年8月、大学は岩本容疑者をすべての役職から解任。それから5カ月、ついに逮捕されました。 警視庁は他にも不透明な資金の流れがあるとみて引き続き捜査する方針です。 (「グッド!モーニング」2025年1月14日放送分より)

テレビ朝日

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